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【シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち】アイリスディーナ√感想♪(個別ヒロイン感想②) …実はこの√の真のヒロインは!? [age]

age, シュヴァルツェスマーケン, PCゲームレビュー

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【オススメ度】(仮)★★★★★

この記事を読む前に確認と注意事項

2016年10月28日発売のage「シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち」の3つの√のうち、原作及びアニメ版準拠のカティア√のプレイが終了後、感想記事を先行で書きました。

記事中での述べているように、カティア√の基本展開はほぼ原作準拠、そしてアニメ版とも合致した内容です。その辺りも踏まえて、他√に先行して感想を書きました。

今回の記事は「アイリスディーナ」√です。
これは今作のために書き下ろされた新規シナリオであり、その結末も含めて未知の領域です。

よって感想はほぼ100%ネタバレを含んでいます。

これから「シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち」をプレイされる方には正直オススメしませんが、楽しみ方は人それぞれです。
このネタバレ感想を踏まえた上で、自身でその結末をどう捉えるかって言うのも楽しみ方の1つだとは思います。
ですからこれから先を読み進めるのは自己責任でお願いしますね^^;

では、「シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち」アイリスディーナ√の感想です。

ベアトリクスとの因縁と彼女の真意

この√は表向きアイリスディーナの辿った運命を主軸に、ベアトリクスとの因縁を盛り込んだ形で展開していますが、これについてもスピンオフ作品である「シュヴァルツェスマーケン 隻影のベルンハルト」(現在継続中)のネタバレとなるためか控えめな描写に留まっていた気がする。

終盤にかけての彼女の信念の正体も、やはりシュタージという組織が元凶で失うこととなったアイリスディーナの兄であり、彼女が愛したユルゲンへの執着と、彼の理想の「ひとつ」を求めての結果だった。

彼女もまたある意味シュタージに潜む「獅子身中の虫」の一人に成り得る存在であり「時代に翻弄された」と言えるかもね。

多くは書かないけど、隻影のベルンハルト序盤のずっとマシで平和だった時代の彼女と最期を迎えた時の彼女は、ある意味ダブって見えたからね。

カティアの信念とその生き方

この√でのカティアは…

先日、Twitterでこんなツイートがあった。


これはヒロインであっても例外は無いのがマブラヴシリーズ作品。

カティアはこの√でこの鉄則に当てはまってしまった。

当初は単なる「お花畑思考の理想論」だけで、周囲を困惑させ反感もかっていた彼女が、短期間だけど様々な経験を経て現実を踏まえた上での更なる理想を叶えるため、自身を顧みず「聖女」として生きる道を選んだことは、全く形が違ってもアイリスディーナと同じ道と言えただろう。

しかし、その道はやはり「時代に翻弄された」ものの手によって絶たれてしまった…。

悲劇は悲劇を呼ぶ最悪な形で。

正直、自分はこの結末に至ったことがショックで、この√終了後に残った「リィズ」√まで少し放心していたんだよね。

彼女にもこの先の未来を共に歩んでほしかった。何よりその笑顔は単に革命の象徴なんてものじゃなく必要不可欠だったはずだからね。

地味に変化の大きかったシルヴィア


原作・カティア√では終始覚めた態度で、半ば全てを諦めて「BETAと戦い殺すだけ」を体現していた彼女。確かに終盤でヴァルター絡みで感情を押さえきれない場面も有ったけど、基本姿勢は変わっていなかった。

だがこの√での彼女は、特にヴァルターの死後、地味に大きく変化したように感じた。

よくあるあからさまなデレみたいなものでは決して無いけど、ある意味彼女らしい変化とでも言うべきかもね。

外伝小説「シュヴァルツェスマーケン Requiem-祈り-」で語られた彼女の過去。

 

あの頃の彼女に少し戻ることが出来たのかもしれないね。

過去の過ちを踏まえて、想い人が守ろうとしたものを自分なりにどうすべきかを明確に出来たのかもしれない。

安易に死に場所を選ぶのでなく、前向きに生きることを選択して。

実はこの√の真のヒロインは!?

そして、何と言っても彼女「リィズ」の存在だろう。

原作・カティア√での彼女の結末は「時代に翻弄された」、約束されてしまった最期だった気がする。

だけど、この√での彼女は「復讐することで得た最期」とでも言うべきかもね。

早々に全ての元凶とも言えるアクスマンを自らの手で葬り、結果的にシュミットと言うとんでもない悪魔を増長させたけど、彼女にとっての一番のトラウマであり憎悪の対象の排除と復讐を遂げた。

しかし、その後は義兄テオドールへの一途な思いが「暴走」して…。

カティアの死と言う最悪の結果を生み出して、愛するテオドールとの完全な「断絶」に至ってしまった。

「暴走」した思いの結果とは言え、あまりに理不尽で悲劇的だよね。

シルヴィアがテオドールに言った「死ななきゃ救われないことも…」この言葉が凄く重く感じられた。

全てが終わってしまった彼女の最期の選択。

元凶アクスマンを生み出した組織を破滅に導くトリガーを引いた彼女は、やっぱり国の未来や理想などでなく「義兄への一途な想い」が全てだった。

アイリスディーナの言った「…彼女もまた、第666中隊のメンバーだ」は凄く切なくて、でも彼女がこの√の「真のヒロイン」とも言って過言でない理由だと思う。

彼女の理想の成就は


BETAと言う「人類共通の脅威」に対して一枚岩になれない愚かな人々に対し、理想と「最後の灯火」を糧に戦うことを実現させたい「おとぎばなし」のようなアイリスディーナの思い。

特にシュミットを頂点にした現体制は自身の保身や利権に目が眩んで理解することを放棄し怯え拒絶し、それを是としている連中だ。

これはBETAと言う脅威に対しての、一種の「現実逃避」。

そんな体制からの脱却と未来を掴み取るための戦いだね。

そこにはアイリスディーナの過去への贖罪と、与えられた「役割」って事自体は原作・カティア√とも一貫して何ら変わらない。

でも、テオドールに語った過去の真実のエグさはトラウマ級だった。

そんな経験をしてきた彼女の本来の姿を、この√ではベアトリクスとの「因縁」と共に垣間見れた。

ベアトリクスとの最期の戦いを経て、一時の「休息」を得た彼女が目覚めたとき、革命後の「真の戦い」が始まるのだろうね。

彼女の理想と信念は、カティアの思い、リィズの願いと共に成就されるのだろうか?

最後はもう少し先も描いて欲しい物足りなさを感じたけど、きっと「DUTY -LOST ARCADIA-」や「マブラヴオルタネイティヴ トータルイプリクス」との関係性等もあってここまでに留めたのだろう。

あと、あの目覚めのシーンは「君が望む永遠」の涼宮 遙を彷彿とさせられた。

ストーリーとは別に気になったこと


アクスマンは「ベルリン派」のはすなのに、CVと表示共に間違っているのだが…

それとも何かの伏線??

原作やアニメ版での「フッケバイン」大隊隊長のヨアヒム・バルク少佐によるキルケ セクハラシーンの代替とも言えるシーンがいい感じでした^^;

【アニメ版10話より】

アイリスディーナ√総評

先に述べたように、リィズの辿った運命とその復讐過程が結構大きくクローズアップされていたため、この√のメインヒロインを錯覚しがちなんだよね^^;

だけどしっかりとポイントは押さえてる感じがした。

未知の領域であったアイリスディーナ√は、原作・カティア√・アニメ版とは全く違ったドラマチックで過酷な展開の別作品として十分に楽しめるものだった。

後に全√を踏まえた感想も書く予定だけど、高評価は間違いない。


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