アニメ特化アンテナの注目記事もいかがですか?


スポンサーリンク

相互RSS最新記事

【シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち】リィズ√感想♪(個別ヒロイン感想③) 義兄妹の選択はハッピーエンドなのか? [age]

age, シュヴァルツェスマーケン, PCゲームレビュー

掲載&参加しています♪

【オススメ度】(仮)★★★★☆

この記事を読む前に確認と注意事項

2016年10月28日発売のage「シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち」各ヒロイン√終了時に感想記事を書いてきました。


今回の記事は残す最後のヒロイン「リィズ」√です。
この√も今作のために書き下ろされた新規シナリオであり、その結末も含めて未知の領域です。

よって感想はほぼ100%ネタバレを含んでいます。

これから「シュヴァルツェスマーケン 殉教者たち」をプレイされる方には正直オススメしませんが、楽しみ方は人それぞれです。
このネタバレ感想を踏まえた上で、自身でその結末をどう捉えるかって言うのも楽しみ方の1つだとは思います。

ですからこれから先を読み進めるのは自己責任でお願いしますね^^;

リィズ・ホーエンシュタイン…その運命

彼女の行動原理の根幹に有るもの「義兄テオドールへの一途な想い」。病的なまでに依存した、その強い思いが故…

その目的のためなら持ち前の「演技力」を発揮して、邪魔者は容赦しない怖さの反面、テオドールに対しては3年前のような無邪気さも発揮する危うさだ有るんだよね。

結果的にそれが憎悪の対象であるアクスマンと組織に対しての弱みにもなってしまっていたわけだけど。

ベアトリクスも二重スパイとして彼女を使うにあたって、十分にその辺りを理解していたようだし、テオドールを縛る材料の1つとしていたね。

アクスマンも同様に、使い方を心得ていたのは確かだ。

再びアクスマンに囚われて、シュミット殺害に利用されようとして薬物と暗示でボロボロにされて…

シュタージの中で、実は唯一リィズを慕って、その身を案じていた後輩フォルカの思いも届かぬまま破滅へのカウントダウンが…

そのフォルカもテオドールと共に彼女の救出を図った際に戦術機ごと逝ってしまったし。

結果的に兄妹でアクスマンの呪縛からも脱却…

ほんと、どのルートでもこの男碌なもんじゃない!!

ようやく取り戻せたと思ったのも束の間…

トドメを刺すべきだったろうに、アクスマンの執念か?

愚か者の最期の足掻きがリィズを…

BETA防御より「人の愛憎」がメイン

リィズの辿った運命とベルリンでの攻防がメインで、半ばBETA侵攻への対応は放置のような状態…

実際は描かれていないだけで対応自体は行っているけどね。

その中で目立ったのが…

やはり「聖女ウルスラ」の強さだろうね。

亡命当初のカティアなら、決して発しないであろう言葉と行動力。

ズーズィは残念だったけど、聖女となった彼女の行く末はきっと見出さたんじゃないかな?

口先だけのガキの理想論者は卒業したってことだろう。

そんなカティアだからこそ、過去の亡霊のような妄執に囚われたベアトリクスの理想にも決して屈しないし、単なる革命の象徴としての「聖女ウルスラ」としてだけでなく「カティア・ヴァルトハイム」として周囲も応援したくなるのだろうね。

その選択は決別と別れ


アイリスディーナが西方総軍を軸とする革命軍の「切り札」としてカティアの正体を明かす決断は、同時にアクスマンとの因縁の決別でも有ったのかもね。実質的権力は剥奪されたアクスマンだし問題はないと踏んだのだろうが…

けど、この選択って間接的にリィズの運命も変えてしまったんだよね。

状況的に敵味方となり、苦悩の中でかつての仲間の死と、そこから新たな憎しみと悲劇が連鎖する。ヴァルターとシルヴィアが正にそうだね。

テオドールの選択は重く過酷過ぎる結果を招いた。

アイリスディーナに、改めて今後を問われたテオドールの決断はリィズと生きることを選択した時点で後戻りができないのを理解しつつも、アイリスディーナは敢えて進むことを許し、まるでエールを送るようだったね。

そして、ベアトリクスの安らぎを天上人の兄に託す…

やっぱりアイリスディーナはずっと「親友」を案じていたんだね。

革命自体は成功


正直、無駄な犠牲を多く出した末、革命自体は成功し西側との協調でBETA侵攻阻止には目処はたったようだけど、かなりもやもやした結末となったね。

シュミット殺害の実行を指示したのが、どこの勢力かもはっきりしないしね。

優しい仲間との別れ、そして…

革命後の混乱の中で、追われる身になったテオドールとリィズがかつての仲間グレーテルとアネットに偶然出会ってしまった時の会話は凄く切なかった。

グレーテルは二人の身を案じつつ現実を淡々とテオドールに語り、だけどそこには優しさも滲んでいて、彼女が彼に感じていた思いも込められているようだった。

一方のアネットは、彼に対して明らかな「恋心」を抱いていたこともあり、許せない事実と理不尽と悲しみが入り交じった複雑な思いを、行き止まりに進もうとする二人に敢えてエールのような言葉としてぶつける様は切なくてたまらなかった。ある意味、彼女らしと言えなくもないけどね。

そして、何も見なかったと言い見送る二人。

悲壮な決意とともに旅立った二人。

なんとも悲しい別れだったね。

リィズ√総評

ズバリ言ってしまえば、このリィズ√は実質的には「BADエンド」とも言える内容。

二人の選択によって生じた、数々の悲劇、別れ。

先述のフォルカのリィズを案じる気持ちも、ある程度は原作外伝小説「シュヴァルツェスマーケン Requiem -願い-」でも語られているけど、この√でその思いが正しく伝わっていたかも定かじゃない。

最終的に壊されてしまったリィズと半ば逃亡生活をしつつ生きる選択は「ハッピーエンド」とは言い難い。

あと、混乱状態とは言え袂を分かつきっかけとなったくだりと、テオドールが内部崩壊工作を考え決断するくだりが、安易で薄っぺら過ぎて少し無理やり展開だったし、その後のアイリスディーナ達の動きも結末ありきな展開で不自然だったのが気になるね。

もっと、二転三転して先に読めない状態の中で、あの結末に至る展開だったら尚良かったと思う。何か淡々と史実を語られただけのような錯覚も覚えた。

その辺りのシナリオの軽さが、冒頭のオススメ度評価の星の数を下げる結果となっている。

リィズ・ホーエンシュタインの悲劇は十分に伝わったけどね。

 

これにて全ヒロインルートの個別感想は最後です。

後日改めて作品全体としての感想を書く予定です。


ページ先頭へ