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【まいてつ】くま川鉄道特別応援記念きっぷ販売中止は妥当な判断だけど問題はそこじゃないよね?

まいてつ, PCゲーム情報等

熊本地震の影響で観光業における客数の減少と復興支援の一環で、くま川鉄道(株)が10月8日より発売予定だった特別応援切符「くま川鉄道特別応援記念きっぷ」が急遽発売中止となった。


中止となった理由

「くま川鉄道(株)を含む人吉市の風景を舞台にしたゲームを提供するゲーム会社が、ボランティアで製作に協力」と言うことだったのだが、市民からこのゲーム会社の「成人向けゲームのタイトル、キャラクターに酷似」という情報提供を受け、一部議員が28日の市議会全員協議会で「普通のゲームではなく、青少年健全育成上でも問題。高校生らが利用する鉄道であり、人吉市の責任も問われる」と取り上げたことが中止に至った理由だ。

よくある過剰反応とは言い切れない

この問題、確かに「エロゲ」キャラとコラボは世間体も悪いし、青少年育成上にも問題ってことでNGとなるのは仕方のないことなのかもしれない。

でも、「まいてつ」って作品の「エロ」を除いた作品のテーマ自体は、熊本の現状と併せて考えると「復興」と合致する面があることも否めないと思う。

ただし、この件で一番の問題なのはそんなことではないんだと思う。

モチーフなら良かったのに

「まいてつ」登場ヒロインのハチロクと、今回のイベントのメインキャラがモチーフにした「似て非なるもの」なら良かったのだけど…

どう見ても「ハチロクちゃん」だよね!!

これはモチーフどころか「本人」=「流用」レベルで、これをオリジナルキャラと主張するのは無理が過ぎる。

くま川鉄道の永江社長が「国土交通省とも協議し、九州運輸局が許可しているので販売は問題ない。ゲームとのコラボではなく、キャラクターは別物」と説明していたと言うけど説得力はないよね。
いくら「ボランティア」で無償と主張しても、何らかの利害有りと誤解を受けて当然だろう。
おまけにシナリオライターの進行豹氏のツイート内容にも利害を想起させる発言があることも致命的。

イベント祝賀会も誤解の種

まいてつのサブヒロイン蓑笠凪役の声優 早瀬ゃょぃさんと前出のシナリオライター進行豹氏が人吉温泉駅くまがわ鉄道ゲストハウス「くまたび」等で開催予定だった「くま川鉄道特別応援記念きっぷの発売祝賀イベント」…
これも誤解の種と言うか「確信犯」をも取れる、実質的「まいてつ販促イベント」と言われても仕方がないイベントだろうね。

これらを踏まえたくま川鉄道の永江社長の「ゲーム会社が無償で応援してくれただけで、利害関係は全くない。しかし、市議が問題視し、誤解を招く恐れもあるということで中止を決めた」、この判断は誰の目にも妥当な判断だろうね。

やっぱりエロゲは…

近年、アニメ業界ではエロゲ原作の作品も多数存在しているし、社会現象にもなっているような話題作が実はエロゲ原作ってことも少なくないし、それを知らずに世間は普通に好感度評価していたりもする。(苦笑)

ケースとしては少し違うけど、今年アニメ化された「ワガママハイスペック」もまどそふとの原作ゲームなのだけど…。

例えばTwitterでこんなツイートを見かけた。

コンビニ大手のローソンがコラボしているのは、正にエロゲ原作のアニメ化された「ワガママハイスペック」だけど、コラボ販売の「兎亜ちゃんのおいもサブレ」がなぜ「おいも」なのかなんで、アニメでは兎亜のいも好き描写なんて少しだけで原作知らないと「何で?」レベルのはずなのに、それなりに知名度と社会的に影響力の有る、大手コンビニチェーン「ローソン」が利益を伴ったコラボをしている。

確かに今回の問題とはベクトルの違う問題だけど、1つのコンテンツとして作品を捉えた場合に、問題の本質って点では全く同じことだと思う。

結局はやり方次第

結論としては、伝えたいことのやり方次第で世間の見方や結果は大きく変わるってことだと思う。

不幸な天災からの復興を支援しようって考え自体は素晴らしいけど、「まいてつ」発売直後にモチーフとした聖地が被災して、善意で復興支援しようとしたら方法を誤って「販促」と誤解され、おまけにエロゲだし…、これが「世間の見方」。

具体的に何と言われると、自分にも正直代案など無いけど、今回の方法は本末転倒な結果を招いてしまったってことだろうね。

共感出来る関連記事

こちらの赤木智弘氏の記事は自分と同様の見解で、ズバリ言い当てていますね。

似たような意見ですが興味深い内容ですので併せて読むと、この問題の本質が掘り下げることが出来ると思います。